
小樽といえば寿司や海鮮が真っ先に思い浮かびますが、実は“地元民が本当に通う洋食屋”も隠れているんです。今回訪れたのは、花園エリアの裏通りにある「洋食木下」。一歩足を踏み入れれば、木のぬくもりと丁寧な仕事ぶりが感じられる、まさに“大人の隠れ家”。
そして、そんなお店で出会った一皿のサラダが、想像をはるかに超えてきました。
「ただのサラダでしょ?」なんて思った過去の自分を叱りたい。
この日を境に、私は“前菜”を見る目が変わったんです。
目次
「洋食木下」ベーコンの香ばしさとゴルゴンゾーラの衝撃…

これはもう、“前菜”じゃ済まされない!
小樽・花園の路地にひっそり佇む洋食店「洋食木下」。木の温もりとハイセンスが交差する外観に、ふらりと引き寄せられるように扉を開けました。カウンター越しに見えるキッチン、レトロだけど清潔感のある店内。落ち着いた空間に身を置いた瞬間、思わずホッと深呼吸。
そこで出てきたのが――あの「柿とベーコン・ゴルゴンゾーラチーズのサラダ」。
「サラダで感動したの、初めてかも」
見た瞬間に心を掴まれました。柿のやわらかなオレンジ、シャキッとした大根や水菜、ほんのり焦げたベーコン、そして大胆にトッピングされたゴルゴンゾーラ。見た目も香りも、まるで絵画のように美しい。
口に運べば、もう…唸るしかない。
フルーツの自然な甘みと、チーズの塩気が絶妙にマッチ。ベーコンの香ばしさが全体をグッと引き締め、クルミのカリッとした歯ざわりがアクセントに。ほんのり苦味のある葉物も、全体の味を見事にまとめ上げていて「一口ごとに物語がある」と感じる一皿でした。
あなどるなかれ、サラダ界の革命児!
実はこのサラダ、食事のスターターとしては異例の“主役感”を放っていました。下手すると、この後の料理を食べずに帰りたくなるレベルの満足感(いや、もちろん全部食べましたが…)。
素材選びのセンス、組み合わせの妙、盛り付けの美しさ。すべてが「本気」でした。
「洋食木下」その他の料理も安定の美味しさ!
オムライス(自家製デミグラス)

ふんわり卵の中に包まれたケチャップライスと、コク深いデミグラスの組み合わせが絶品。王道なのに、驚くほどの完成度。
欧風チキンカレー

じっくり煮込まれたチキンとスパイスの香りが食欲をそそる。一口ごとに旨みが押し寄せてくるリッチなカレー。
白身魚と牛蒡のクリームパスタ

まろやかなクリームに、魚とごぼうの香ばしさが映える意外性のある組み合わせ。これがまた、クセになる。
クリームブリュレ&ヌガーグラッセ


パリッとキャラメリゼされたブリュレに、ふわっと溶けるヌガーグラッセ。どちらも最後の一口まで幸せが続く甘味です。
レモン香るハイボール

口の中をリセットしてくれる、爽やかな一杯。料理の流れを邪魔せず、むしろ引き立ててくれる名脇役。
「洋食木下」まとめ:小樽で“洋食の粋”を味わうならここ!
小樽に来たらぜひ立ち寄ってほしい一軒。観光客にも、地元民にも自信を持っておすすめできる“センスの塊”みたいなお店でした。
「洋食木下」で出会った一皿のサラダは、間違いなく2025年上半期、私のNo.1前菜です。
📍 洋食木下
北海道小樽市花園1-6-5
🕰️ 11:30〜14:30 / 17:00〜23:00(不定休)
📞 070-9045-2162▶食べログ|▶Instagram